合格者データ集2016

見事現役合格を果たした先輩たちはいったいどのような受験生生活を送っていたのでしょうか。 阪大・神大合格者を中心に日々の生活や学習法などについてのアンケート調査※を実施し、その結果をまとめました。 自分に合った学習法などを考える際の参考にしてみてください。(※回答者数58名 2016年実施)


大学受験全般について

文系も理系も「大学のイメージ・ブランド」や「学部で学べる内容」を重視しているという点では共通しています。ただ、大学入学後、数多くの実験や実習をこなすことになる理系の受験生は「施設や設備が充実しているかどうか」も意識して大学や学部を選んでいることがわかりますね。

国公立大学の二次試験は、共通テストと比べて難しい問題も多い上に、難度や形式が大きく変動することあるから「これでは不合格になるな…」と落ち込んでしまうような出来具合でも、意外と合格しているような事もあるんだね。二次試験当日の出来が悪かったとしても、気落ちしすぎることなく次の準備(後期試験対策)を万全にしておくことが大切。

地方を含めて国公立志向の強い理系は、文系に比べるとやはり私立大学の受験回数も少ないね。ただ、併願の私立大学を1度も受験しなかったという人は理系でも5人に1人程度しかいないということで、やはり多くの受験生が併願の私立大学を受験しているんだね。

受験生としての生活について

部活動をしていたという人が回答者全体の約85%で、そのうちの70%の人が体力的負担の大きいとされる体育会系の部活動に所属していたという結果でした。部活に追われ、なかなか勉強時間が確保できていないという高2生以下のみんなも、先輩たちをお手本として、上手に勉強と部活の両立を目指してください。

昔から「夏は受験の天王山」とはよく言ったもので、合格者の大部分が10時間以上の勉強時間を確保し続けていたんだね。効率的な学習を意識することももちろん大切だけど、やはり絶対的な時間数を確保することが現役合格につながっていくようですね。

受験直前期になると1 時間以上勉強をしていたという人の割合が一番多くなっているよ。「絶対に合格するんだ」という気迫と執念がこの数字に表れていますね。もちろん時期が時期だけに身体を壊してしまうような無理は禁物だけど、自分の限界に挑戦するための時期なのかもしれないよ。

スキマ時間を使った勉強で多かったのは、英語・古文。やはり英単語・古文単語などをスキマ時間で勉強するのは、受験生の“たしなみ” でしょうか。