阪大生物

以前より取り組みやすくなってきたが、実験考察問題は最難関レベル。
標準問題は完答が必要、難問でどこまで食い込めるかがポイント。

傾向

過去3カ年の出題形式

大問4~5問に対して、試験時間は75分間相当。記述式問題の多くは行数または制限字数制(年度によって異なる)。1問につき1行~11行、合計で40行~45行程度、または、1問につき10字~250字、合計で750字~1200字程度。問題文も長文かつ難しいので、合格答案の作成にはかなりの時間と手間がかかり、時間的余裕は全くありません。

理科2科目間での時間配分のミスは致命的になります。2科目をトータルで見渡した上で、確実に得点できる問題を優先的に解答していきましょう。

出題分野

「代謝&調節(動植物)」と「遺伝(交雑、発現)」は毎年出題されています。出題の中心は「分子生物学」で、新しい研究成果やきわめて高度な内容を、実験考察問題としての出題が多いのが特徴です。

以前は、よく出題される分野とそうでない分野の偏りが見られましたが、近年は出題分野は比較的平準化されてきており、まんべんなく学習しておくことが必要です

出題内容

大学での実験実習を意識した「実験考察問題」が必ず出題されます。高校生にとって初見の実験内容がほとんどで、「実験内容や資料の解析」や「実験結果の考察」に関する論述問題が出題されます。問題本文も1000字を超える長文ですが、実験全体にわたってきちんと内容を知解しておかないと論述問題を解答できません。

分析理解や解答に必要な内容が、本文全体にちりばめられているので、速読&読解力が要求されます。さらに、問題本文以外に、グラフ・図・イラスト・表などが与えられ、まさに多種多様な出題で、全く油断できません。

なお、「分子生物学」の出題内容は、高等学校での学習範疇を超えることがあり、資料集の読み込みや、Web等でのトピックの収集が欠かせません。

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