神大生物
取り組みやすくなってきたので、標準問題は完答が必要。いかに凡ミスで失点しないように解ききるかがポイント。
傾向
過去3カ年の出題形式
大問4問に対して、試験時間は60分間相当。問題文は比較的長く、答案の総記述文字数も多く550字~800字程度。大問1問を15分で、それもかなりのレベルで完答しなければならないというプレッシャーは受験生にとって相当大きい。簡単な問題での凡ミスや、理科2科目間での時間配分ミスは致命的です。記述問題を一発で適切な答案が作成できるように、典型的な問題の解答パターンを網羅しておきましょう。また、医学部医学科を志願する学生は、ほぼ満点に近い完璧な合格答案を作らなければならないので、十分な速読・速考・速答の訓練が必要になってきます。
出題分野
「遺伝情報(DNA、タンパク質)」と「進化・系統(生態系との融合問題も含む)」の大問がほぼ毎年出題されています。その他の大問の出題分野はバラバラです。近年は「代謝」がコンスタントに出題されていますが、出題分野は突如切り替わることが多く、来年度の出題分野の予想的絞り込みは困難です。そのため、過去問にあまり出題されていない分野や、教科書での扱いが減った「遺伝交雑」や「組織」等もきちんとまんべんなく学習しておきましょう。
出題内容
標準的な良問が多い。空所補充問題、用語説明問題、計算問題、描画問題、実験資料整理問題、実験考察問題と、出題内容は非常に幅広い。そのため、頻出かどうかを問わず苦手分野を作らないこと。リードαやセミナー生物などの題集を基礎レベルから応用レベルまで丁寧に解きこなして、簡単な基礎知識~簡潔な記述~標準的計算問題をほぼ完答できるように、「苦手分野を作らず」、「様々なタイプの出題に慣れ親しんで」おきましょう。