阪大英語

高度な知識と本質を見抜く洞察力・思考力が求められる

傾向

2019年の試験形式と予想配点比率

※表内の%は予想配点比率

過去に出題された英文のテーマ(前期試験のみの掲載)

※論説文・説明文■ エッセイ□ 小説◇ 会話☆ 自由英作文▲ 和文英訳○ リスニング+
※2007年以前は大阪大学と大阪外国語大学の出題テーマを記載

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2019年度の設問形式と試験時間

外国語学部を除く大阪大学の二次試験では大問が4問あります。第1問と第2問が読解問題です。例年第1問では60語程度~80語程度の英文和訳が2問出され、第2問では長文総合問題として空所補充問題や下線部と同じ意味の表現を選択するパラフレーズ問題、下線部についての内容を指定された語数でまとめる内容記述問題、内容一致問題などが出題されます。第3問と第4問は英作文問題となっています。第3問では指定されたテーマについて指定された語数で自由に内容を考えて書く自由英作文問題が1問出題され、第4問では和文英訳問題が2問出題されます。第4問では文学部と文学部以外の学部で2問目の問題が異なります。文学部の方がより長くレベルの高い問題となっており、その分だけ試験時間が15分間長く取られていると考えられます。

外国語学部ではその他の学部で共通の問題となるのが第1問(英文和訳)と第3問(自由英作文)で、第2問の長文総合問題と第4問の和文英訳が他学部とは異なる問題となっています。2019年度の第2問に関しては外国語学部以外の学部が700語であるのに対して外国語学部が1261語と英文の長さに大幅な相違が見られます。

また、外国語学部の問題は出題形式が、小問7つ全てが内容説明問題になっているという特徴もあります。また、第4問の英作文に関しても外国語学部受験生のための問題が設置されています。2019年度では4段落構成の一連の日本文の中で下線部が3箇所設置されています。さらに、外国語学部のみ第5問としてリスニング問題が出題されます。設問形式は内容説明型の記述問題です。試験時間はリスニングを含めて120分(リスニング試験は試験開始の40分位後から音声が流れ始め、25分程度で実施)であることを考えて、実質95分間で第4問までを回答しなければならない計算になります。

上記のことを考慮して問題を解くための時間配分を考えると次の通りとなります。

上記の配分から第1問と第2問を55~65分で解かなければならない計算になり、見直しの時間を残すためにはさらに短縮する必要があります。記述答案作成の時間を除いて、英文を読むためだけの時間を考えれば、外国語学部ならば1261語を約35分(約36.0語/分)で、それ以外の学部ならば700語を約30分(約23.3語/分)で読むことになります。第1問は精読を求める問題である一方、第2問ではかなりの速読力が求められています。

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2019年度の入試問題について

全学部共通の第1問で出題される英文和訳問題では、一文が長く、複雑な構成になっているために、文法・構文に基づいて正確に読む練習が必要になります。2019年の問題では名詞節や副詞節の節の見極めなどの基本構文を問うものから、textという語義に関する知識や、a live experienceを文脈から適切な訳出をさせるといった文脈把握の問題も出題されています。受験生が知らなそうな単語や、よく使う意味とは違った意味で使っている時に、その意味を論理展開や全体のテーマから見抜くことができる思考力を持っているかどうかを試す意図が窺えます。

第2問で出題される長文総合問題では論理展開、特に言い換えと対比を意識した読み方が重要になります。大阪大学では論説文・説明文の出題が多く、その種の多くの文章では主張が繰り返されたり対比的に文章が展開されます。どの部分が同じ内容で、どの部分が対照的な内容であるのかを意識することで筆者の伝えたい情報が明確になり、内容を把握しやすくなります。指示語の内容を説明する問題、Artificalやmigrateなど語義問題も例年通り見られました。

効果的な対策として、①語源からのアプローチ、②構文からのアプローチ、③論理展開からのアプローチ、という3つの方法を普段から練習しておくことが望ましいと言えます。外国語学部では小問が全て内容説明問題となっています。長い文章の中で、答案作成に必要な情報がどこにあるのかを見極められる論理把握力が問われました。全学部とも英文の内容理解ができた上で、テーマの把握・対比関係・因果関係・抽象具体の関係を意識して解答をまとめるという、答案作成力も要求される問題が出題されました。

第3問では、「何事もあきらめが肝心」という言葉についての意見を書く自由英作文が求められました。第3問のテーマは日常生活や受験問題でも触れることが比較的多く、受験生にとって書きやすいテーマが出題されることがよくあります。英語としてミスのない英文が書けるかどうかといった文法面や、論理・内容的に一貫した英文を展開できるかどうかといった論理構成面が試されています。

第4問の和文英訳では典型構文が使えるだけでなく、一見そのままでは英語に直しにくいように思われる日本語を前後関係からその意味を解釈して英語に直す作業を伴います。そのため、下線部外の情報との内容的繋がりにも気を配りながら、対比や言い換えをうまく見抜いて下線部を英訳する必要があります。

また文学部の問題では、単語レベルでの直訳不可能性に加えて、一読しただけでは構文を決定しがたいような和文が出題されます。この構文決定の難度が、文学部と他の学部とのレベルの大きな差になっていると言えます。外国語学部ではエッセイ調の文体が出題されていますが、文学部と同様に難解です。「それが他人の目に留まり、『夢のハーモニー』のための詩や物語を書くことが出来、あれは誰の作品?と反響があると嬉しかった。」という日本語を見た時に、英語で直訳しづらい日本語の構文を組み替えたり、語彙を変えたりして、英訳しやすい日本語へ和文和訳する能力が要求されます。筆者の伝えようとしているニュアンスを日本語から読み取り、それを発信するための豊かな語彙力も必要になります。

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